事業は真似(まね)から入ることが大切って話。

何か新しいことを企画するときに、一番大切だなぁと思っていることは、「類似の企画はないかな?」と調べることです。しかも、その類似の企画が検証されていたら、最高の材料です。それを真似てプラッシュアップすれば、もっといい事業になるはずだからです。

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先週の土曜日、千葉県柏市で講演をさせていただきました。青年会議所の依頼です。

2015年に私が茅ヶ崎JCで委員長を務めさせてもらったときに取り組んだ事業が、日本 の青年会議所の事業の中で表彰をされたということは以前書きましたが、その件で事業の構築の仕方だったり、運営方法についてのレクチャーをする、というのがお題でした。

当日は、私以外にも2人の講師が登壇。どれも本当に練られていて、刺激的な話をたくさん聞くことができました。詳細は、私が所属している茅ヶ崎JCの広報ブログに書かれてるので、気になる人は読んでみてください!

第2回千葉ブロック塾

それでこのときに、

「これから委員長になられる人は、自分がこれまで感銘を受けた事業や、面白いなぁと思った事業を自分が企画するテーマに応用できないか考えてみると良いと思います」

って話をしました。

これは青年会議所という1つの業界の話ですが、青年会議所では1つの事業を構築するのに数ヶ月かけて企画を練り、理事会などの審議を得なければ実施できないんでね。

そんなことしてたら、時代が変わってしまうよ!っていう批判ももっともなんだけど、青年会議所はメンバーのレベルアップを図る道場でもあるので、しつこいくらいに議論をします。そうやって考える癖を付けたり、考えるポイントを学んだりすることで、本業に生かしたり、まちづくりに生かすのが期待されているんです。

で、青年会議所の良いところは、実施した事業を徹底して振り返るための「検証」が義務付けられている点にあります。

何かのお祭りを企画したら、そのお祭りを企画した目的に照らして、実際に開催したお祭りはその目的を達成するための方法としてどうだったの?ってことを丁寧に検討するんです。

そして、将来同じような事業をする人に向けて「提言」をおこなうんですね。

この提言が正しいかどうかはわかりませんが、それ相応の人たちの意見に叩かれた結果として審議を得た事業検証は、すさまじい成果の結集なのです。

この成果を是非とも利用すべきだ、っていうのが私の考えです。

ついつい委員長になる人っていうのは、自分が一から考えることに意味があると思い込んでしまいがちです。というか、青年会議所に限らず、何か企画を考えることに慣れていない人は、0から1を作り出そうとしがちです。

けど、0から1を作り出そうとするのは実は超時間の無駄だったりします。多くの先人がその時間を費やして1にした事業がたくさんあるというのに、また同じ時間を費やしてしまったら、先人以上の先にいくことはなかなか難しいからです。むしろ、先人が取り組んだ内容をよく理解して、それをブラッシュアップして企画することで、ずっと成功確率も高まりますし、目的達成に近づくことは違いありません。

そんなわけで、過去を研究するというのは非常に重要でして、今回講演をさせていただいた事業の内容は、とても地味でとても真面目な座学ですが、新たな価値を生み出す大きなきっかけになるのではないかと思いました。

久しぶりに真剣に人前で話したので結構緊張したけど、でもなんだかすごく刺激をもらえてよかったです。声をかけていただけて、本当によかった!

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【編集後記】

先日トレーニング中に引き起こした強烈な頭痛が回復せず、精密検査の結果骨には以上は見当たりませんでした。となると、血管の問題か、別の問題か・・・。早いところ原因を突き止めたいです。

【昨日の1アクション】

●辻堂駅前に新オープンする餃子酒場カノウのレセプションに参加。尊敬する友人の加納君がいよいよ茅ヶ崎を出て店舗のさらなる拡大にチャレンジです。もう9店舗くらいになってるのあかな?同世代なのに、本当にすごい!

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