社会に目を向けること、それが自分のしごと

写真 2018-10-15 23 18 51

ハイサーイ!沖縄にやってきました。しかも、たった一人で。

今回の旅は、所属している青年会議所の沖縄地区の説明会のお手伝いをすることが目的。僕は来年、公益社団法人日本青年会議所というところで、老若男女問わず、国籍問わずに活躍できる日本社会を目指そうとする委員会に所属し、副委員長という立場で実行部隊を担います。

とある地域で社会実験と称して、要は様々な地域のステークホルダーに横串を入れて、相互交流を通じて誰もが活躍できる社会ってどういうものだろう?ということを模索し、様々な仮説に基づいた事業を実施した結果を検証して、(おそらく)国に対して提言をすることがミッションとする動きをします。

そういうわけで、今週から全国で次年度の事業計画・内容の説明会を開催する「地区事業説明会」という全国行脚がスタートしました。

写真 2018-10-15 20 46 32

社会に目を向けること、すなわち仕事の価値を考えること

僕は青年会議所で活動して6年目になりますが、それ以前から茅ヶ崎のNPO法人でも活動してきました。行政書士という本業があるにもかかわらず、その他の活動もおこなう理由は、「成長」に集約されます。

なんとなくの感覚ですが、やはり書籍で得られる知識を実践するためには、知識を持っているだけではダメで、社会を知り、人を知らないといけません。一人一人が違う価値観・優先順位などを持っている中で、社会にインパクトを起こすためには、人を知らなければならないんですよね。

例えば、相続に関する法律の知識をどれだけ持っていても、生の案件では、相続人(相続を受ける人)の人となりや、経済状況、生活環境などの様々なリアルな生き様を見ていかないと、「法定相続分によれば・・・」みたいな解説をしたところで当人たちのハートには何も響きません。

また、相続に関する法律の知識をどれだけ持っていても、ITやAI、ブロックチェーンなどの第4次産業革命と言われているような現代の動きに関心を払わなければ、「こういう制度になったからそのルールを勉強しよう」という思考になり、どんどん時代に乗り遅れます。相続の知識と社会の動きを掛け合わせた時に、では1年後くらいにどのようなサービスが生まれて、それに伴って我々の仕事がどんな風に変わるかを想像できなければ、知識の後追いをし続けるしかないのです。

僕が青年会議所で活動する理由の一つに、このような社会の動きをビビッドに感じられることが挙げられるのです。

写真 2018-10-15 22 30 39

本業とのバランスをどうかんがえる?僕はこういう活動をするためにチームを作った

同じように青年会議所で活動する仲間から、「そんなにJCやって大丈夫なの?」「会社いかなくて大丈夫?」という質問めいた心配をもらうことが多くなってきました。

たしかに、全然大丈夫!とは言えません。

ストレートに仕事の営業になるかといえば、そういう場所ではないですし、こういう活動をしないで営業に注力した方が早く売り上げは上がるでしょう。

でも、やっぱりそれじゃあいけないと考えています。

それは、可能性が広がらないからです。

言うまでもなく、中小企業というのは結局のところ社長の器次第です。そこそこの会社にするだけなら、そんなに勉強しなくても行動力があればそれなりの会社を作れるでしょう。どのフィールドで戦うかにもよりますが、まだまだ市場の競争の弱いところはいっぱいありますし、行動力が問われる業界がほとんどです。

でも、もし社会に価値を提供したい、社会に貢献をしたい、もっといえば「この会社で働く人たちが成長できる」と感じられる事業を作ろうと思えば、行動力だけではそうなれないと思うんですよね。今すぐには芽を出さずとも、たしかな努力を重ねれば、たしかな成果を生み出せる。それがビジネスの世界だと思います。僕は、その確かな努力とは、社会に目を向けて、社会の中で常に自分と向き合いながら自らを高めることしかないと思います。そういうことを抜きにして、巷で語られるテクニックをどれだけ駆使してみても、結果は出ません。絶対に。

ですから、僕はこういう取り組みをもっと真剣に向き合って、そしてもっといろんな人たちに出会って切磋琢磨したいと思ったから、一人仕事に終止符を打ち、今の体制を作り始めました。

今はまだ全然成果を生み出せていないけど、本当にいい仲間に出会えたと思う。自分以外に現在はスタッフが3名、妻も手伝ってくれるため私合わせて総勢5名の会社で頑張ってます。来月にはさらに仲間が一名増えます。

自分が一生懸命外で勉強して、可能性を広げて、正しい努力をして、会社が発展して、チームのみんながさらに成長する。その価値が、お客様を通じて社会に還元される。そしてもっと僕らは努力をする。

これがシンプルかつもっとも確かな方向性だと考えています。

立ち止まるな。がんばってこう!

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

【編集後記】

4ヶ月ぶりの沖縄。今回は一人で来てますので、しっかりと自分と向き合い、サービス構築に勤しみます。明日は説明会。自分にできることなんてほとんどないだろうけど、ただでは帰りません。しっかり勉強して帰ります。

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする