「提案力」を伸ばす。|本質的な目的を理解し、頭をひねり、提案をする

顧客のニーズを汲み取り、提案することが大切。そんなことは、ずーーーっと前から社会で言われていることです。経済活動のみならず、カップルや家族においても、実はすごく大切。その努力をすることが、喜ばれる第一歩になります。いつも頭を回して、提案していきましょう。

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なぜパタゴニアがビールを開発し、水筒を開発するのか。本質論を掘り下げるのは面白い。

つい先日、人材不足に悩む経営者からご相談をいただきました。月に2~3回くらい、同様の相談を受けます。

「たくさんの現場があるのに、それをやれる人材がいない。」

「募集をしても人が集まらない。」

「ただでさえ人手不足なのに、従業員が辞めたいって言っている。」

こういう相談は、頻繁にあります。

ぶっちゃけて言えば、こういうご相談は行政書士業務で対応できません。行政書士は官公署に提出する書類の作成代行及び提出代理を中心とした、手続き屋です。人材募集のスペシャリストではありません。

でも、こういうご相談ってたくさん受けるわけです。それはなぜでしょう?

「肩書き」に相談しているわけではない。「私」に相談している。

経営者が悩みを抱えていて、それを解決する糸口を見いだせないでいるときに、私は相談を受けます。

「北川さんが仕事をしている中で、そういう悩みを聞くことってないですか?」

たしかに、こういうケースはあります。

こういうときは、クライアント様の情報を外部に話すことはできませんので、一般論として経験の有無や、そういう事例でどのように対処されているのか、また、現在流通しているサービスで使えそうなものがあれば、そういうものを提案して差し上げます。

また、

「北川さん、助成金で人を呼べないですか?」

こういうケースもあります。

そもそも助成金を受けるのは雇用者である会社なので、仕事を探している人に対するインセンティブにはなりません。また、助成金は社会保険労務士がプロですから、社会保険労務士をご紹介して差し上げることもあります。(私が社労士に聞いてお客様に伝えるケースも非常に多いです)

上記はいずれも、「行政書士だから分かるかもしれない」という動機よりも、「北川だったらヒントをくれるかもしれない」という動機に基づいた質問だと思います。行政書士業務をきっかけとして知り合った北川が、いろいろ話してみた結果として、こういう質問にも答えてくれるんじゃないか、って思ってくださるのだと思います。

「それは他士業の仕事ですから分かりません」ではダメ

これは至極当たり前のことなのですが、結構よくある話だなぁと思っていることでして、自分の思考を資格に縛られてしまっている人が少なくありません。

一見すると、自分の範疇のことだけで頭を使うのは効率的かもしれません。けど、そういう人に限って仕事はあまりないものです。

  • 自分の専門領域の視点からアプローチできないか?
  • 自分ならではの切り口でアプローチできないか?

この二つの視点で考えるべきで、「それは手続きの問題ではないので分かりません」と言ってしまえば、究極の代行業者(コモディティー化された存在)になり下がってしまいまうわけです(それをスタンスとするのもビジネススタイルです。そういう形で規模を拡大するのも大いにありです。)。

私の場合は、人材不足については、

  • 他の顧客の事例
  • 最近のトレンドやITサービスの紹介
  • 日本人だけでなく、外国人を雇い入れる視点
  • 各種の制度的なスキームを用いる提案
  • 情報発信の提案

などをおこないます。

とりわけ、「各種の制度的なスキームを用いる提案」や「情報発信の提案」というのは、行政書士業界の中でも中々いないだろうと思っています。

自分の強みを理解しよう

別に私は何かを成し遂げた人間ではありませんですし、まだまだ成長段階の未熟な存在です。でも、すごく意識しているのは「自分の強みを活かすこと」という点です。

人とコミュニケーションを取るのが好きな人もいれば、苦手な人もいます。

お酒が好きな人もいれば、苦手な人もいます。

本を読むのが好きな人もいれば、漫画が好きな人もいます。

いろいろありますが、要は「自分がどんなタイプで、どんな魅力を伝えるべきか」という視点を大切にするということです。

私は基本的にはビジネス系の仕事しかしません。企業や許認可、資金調達をベースとしつつ、就労ビザの取得を中小企業をクライアントに仕事をさせていただいています。

そんな私に求められるのは、「ビジネスのネタを提供すること」だったりすると考えていまして、だからこそ提案力を高めることを意識しています。

顧客が何を求めていて、何のためにその許認可を取りたいのか。何のためにその相談をしてくださっているのか。

その点を常に大切に、がんばります。

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【編集後記】
提案力を軸に力をつけて行こうと考え始めたときに、学ぶ理由や本を読む理由がどんどん明確になっていきます。持っている書籍をさっさと消化して、どんどん仕入れてアウトプットしていきます。

【昨日の1アクション】
うなぎ、食べました。土用の丑の日にうなぎを食べる理由はよくわかりませんが、妻とうなぎを食べに行く機会だと前向きにとらえて、おいしくいただきました。

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