初めての骨折|どういう機会と捉えるかが大切

人生で初めて骨折をしました。身動きを相当取れなくなってしまったため、様々な場面で制限が発生してしまいます。当面はこれまで通りに仕事もできないため、そのやり方を考えなければなりません。制限的な部分でどう対処するかを考えてみたいと思います。

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1.まずアクション、はできない。

私はどちらかというと、「当たって砕けろ」的なタイプの人間です。

新しい分野の仕事の依頼を受けた時は、もちろん下調べはするのですが、ちょっとでも分からないことで躓きそうな気がしたら、役所に相談してしまいます。電話で済む場合には良いのですが、それが1時間くらいかけて行くような場合であっても、時間を作ってなるべく早く向かいます。

しかし、今回はその可能性をほぼ絶ってしまいました。

そこで、「入念な段取り」がいよいよ必要です。分からない部分が出てしまう場合、事前に相談するのはもちろんですが、相談先を増やし、事前にデスク上で可能な調査時間を多めに捻出しなければなりません。そのためにもスケジュール管理はなるべく余裕を持っておこない、介の分散をしなければなりません。

先日、TaskChute Cloudというサービスを導入しました。

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実際に仕事に使える時間を洗い出すとともに、プライベートと仕事の時間をどのように配分するのか、ということをコントロールするために導入したのですが、なかなかこれを使いこなすには時間がかかると思っていたため、今回は一つの契機になりそうです。MacでもWindowsでも使えます。

2.荷物を持てない。

今回、肋骨を複数本折ってしまったのですが、予想以上の痛みに身動きを取ることができず、カバンひとつ持つのも難しい状況です。

そうすると、私たちの仕事は結構な分量の資料を作成して、窓口に提出するというのが主な成果物になりますから、これは非常に良くありません。このような状況でも申請できるようにするには、やはり申請作業については手段を考えねばなりません。

一つには、別の人が窓口に提出する方法です。

窓口に行くのは、本人か代理人です。とすれば、本人が直接行けば済むことって結構多いものです。本人が多忙過ぎたり、役所に行くのが何らかの理由で嫌だという場合以外は、こちらで手はずを取っておけば、ご本人に赴いてもらうことは可能です。同時に報酬の値下げも可能となりますので、お客様にとってもメリットのひとつになり得ます。

また、別の行政書士にも代理人になってもらうこともできます。私が案件の中身を検討し、資料作成をおこない、申請業務を別の行政書士に依頼することで私が窓口に行かなくて済むことになります。ただ、中々そういうお願いをするというのは、失礼に当たってしまうこともあるため、慎重に考えなければなりません。このスタイルで行くなら、もっと割り切って自分がお客様の窓口になって、別の行政書士の先生をコーディネートして元請けのような立場になる方が妥当かもしれません。

もうひとつ、補助者を採用するという方法もあります。補助者というのは、依頼を受けた行政書士の仕事を文字通り補助する者で、窓口に行ってもらうことも可能となります。ただ、採用には一定の時間もかかるため、全治40日くらいの今回でそこまでするかはもう1日考えます。

3.車の運転も厳しい。

私は仕事中のかなりの時間を運転に費やしています。走行距離も年間で2万キロ近くなっているため、ちょっとした営業車のようになっています。

そんな状況ですが、今回は運転も厳しい事態に陥ってしまいました。とっさの切り返しなどに対応できないからです。

すると、いよいよ先に書いた2の方法を取らねばならなくなります。郵便局に行くのもひと仕事になってしまうため、とにかく私が動かなくとも可能な方法を取らねばなりません。

以上、改めて自分が情けなくなりましたが、少しでも前向きに考えて、外国にいる場合や、遠方のお客様から受任する場合など、それこそ自分が物理的に動けなくても済むような方法を模索するチャンスとします。普段のハードな状況で、今みたいなことを考えなければと思っていても、なかなか後回しになってしまっていた課題を、今回は正面から取り組まねばなりませんので、やるしかないでしょう。

関係者の皆様には大変なご迷惑をお掛けしてしまいますが、何卒よろしくお願いいたします。

やってみせます。

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【編集後記】

こういう状況になると、バリアフリーってすごく大切だと実感します。同時に今住んでいる場所に施されている手すりなどの心遣いが、実に良く考えられているなぁと嬉しくなります。

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