異文化の中で身につく「諭す」チカラ

人に何かを「伝える」ということは決して簡単なことではありませんが、さらにずっと難しいのが人を「諭す」ことです。それゆえに「諭すチカラ」というものを磨くことができれば、何も怖くないでしょう。諭すチカラを身につける努力をしましょう。

IMG_5981

早朝ジョギングにて

昨日、私が所属する公益社団法人茅ヶ崎青年会議所で、来年の理事長立候補の受付が行われました。青年会議所は、単年度の人事ですので、毎年あらゆるメンバーの役職もシャッフルされます。

しかもその人事というのは、各地の青年会議所の内部の話だけではなく、「出向」という制度で各地から派遣される神奈川ブロック協議会や、関東地区協議会、日本青年会議所、もっと言えば国際青年会議所という組織においても同様です。

なぜ単年度で役職をシャッフルするかわかりますでしょうか?

それは、様々な立場を担わせ、それぞれの立場に応じた「ふるまい」を適切にこなせるように1年間頑張ることで、どんどん人が成長するからです。

もちろん、役に就けば成長するというものではありません。青年会議所が信条とする「奉仕」の精神や、「修練」を積極的に受け入れる姿勢、「友情」を大切にするおもいやりが欠けていてはこの仕組みを存分に生かすことができず、時間とお金だけがすり減ってしまうように感じてしまいます。

こういう組織の中で、私の所属する茅ヶ崎青年会議所でも大活躍をされた先輩がいるのですが、その方と昨夜お話をする機会がありました。それが冒頭の「諭す」という話です。

皆さんは誰かとコミュニケーションを取るとき、ムッとすることってありませんでしょうか?何か嫌なことを言われたとき、自分勝手なことを言われたとき、思わず感情的に反応してしまって更に相手をムッとさせてしまう態度や言動をしてしまうことが誰にでもあると思います。

しかしその先輩は、「自分は誰よりも冷静に、客観的にいるように努める。」と言います。ムッとすることも当然あるわけですが、それをそのまま返したり、他人に転嫁するようなことはせず、「この人がこういう態度・言動を取る本質的な理由は何なのだろう?」ということに向き合い、そこに直接響くような振る舞いを取るのだそうです。だからこそ、「他人が投げてしまった人材であっても、私はその人材を引き受けて成長させる自信がある」とまで言えるのでしょう。

そして、そういうチカラを身につけるために最短な方法があると言います。それが青年会議所の「出向」制度なのだといいます。自分の所属する青年会議所だけでは得られない異文化の中でもやはり1年間で組織の形を作らねばならず、それを成し遂げるためには上記のような本質を見抜くチカラが不可欠であり、そのチカラがあればどんな相手であっても「諭す」ことができるのでしょう。

たしかに、個人的に尊敬する先輩方の多くは、この「諭す」チカラがものすごい方々だなぁと思います。こういうチカラを身につけたら、家族もうまくいくでしょうし、仕事も持続可能な成長を遂げるでしょうね。

||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

【編集後記】

昨日は日曜日のマラソンの疲れを引きずってしまって、頭がすっきりしませんでした。今日から再スタートです。

||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする