事業計画「つくり込み」の青年会議所。曖昧にしない基礎力の強化。

青年会議所で委員長という役職に就いたとき、1つの醍醐味として「議案をつくる」という責任と権利を得ます。この議案作成の経験をどれだけ大切にできるかで、いい事業を作るための「勘」の養成を左右します。

写真 2017-07-10 5 34 53

1つの経験とどのように向き合うか。

スピード感がものごとの良し悪しを左右するこの時代、革新的なスタートアップの起業の多くは、事業計画を入念に作り込んでサービスをリリースするよりも、どちらかというと「とりあえずやってみる」という精神でスタートして、顧客の反応を見ながらサービスを洗練させていくことを大切にしています。とりわけ、IT業界は顕著です。

このことは、ちきりんさんが著書『マーケット感覚を身につけよう』(ダイヤモンド社)で紹介されています。組織型の意思決定においては入念な事業計画が必要で、市場型の意思決定においては市場を見ながら決めていくという整理をされています。

この本は、頭の使い方をわかりやすく学べるので本当にオススメです。

それで、この「とりあえずやってみる」というのが大切なケースは、私のように個人で仕事をしていたり、多くの小規模事業者でも同様だと思っていまして、世の中を見てみれば、中身よりも行動力が結果を左右しているのは明らかです。ですから、考えすぎというのは決してよくないわけです。

ただ、そうはいっても「とりあえずやってみる」というアクションを起こす前提として、それなりのプランを大雑把にでも描ける想像力があるかどうかっていうのはとても大切で、運が左右することも多いでしょうけども、前提となる想像力を鍛えるためにはどうしても「とりあえずやってみる」だけだとなかなか成功をつかめません。

では、どうやれば想像力を鍛えられるかといえば、作り込んだことがあるかどうかという経験が実はすごく大切です。その経験が成功したかどうかが重要ではなくて、作り込んだ経験があるかどうか、その成果がどうだったかどうかをトータルで検証した経験が一回でもあるかどうかで、基礎力が大きく変わってくるわけです。

青年会議所の話に戻しますが、委員長という立場になると事業計画をつくって、それを理事会や正副に複数回チェックしてもらうプロセスが待っています。この時に指摘される1つ1つとどれだけ向き合えるかが、その人の基礎力向上を大きく左右します。

また、委員長職を担わずとも、理事会構成メンバーになれば、委員長が作った議案と向き合うことができますので、その向き合い方1つでも自分の成長を大きく左右するでしょう。

1つ1つの機会とどう向き合うか。

どれだけの結果を得られるかどうは、本当に自分次第です。

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

【編集後記】

昨日は久しぶりにアルコールを抜きました。最近少し飲み過ぎの感があるので、ちょっと生活を戻します。

【昨日の1アクション】

二日酔いでかなりきつい1日でしたが、昨年、入国管理局のビザ申請の手続きをさせていただいたお客様と久しぶりに再開。更新の手続きのご依頼でしたが、今後は自分で手続きをしてもらえるように、今回の更新では手続きの流れを丁寧に説明させていただくことをお約束しました。定期的に発生する手続きについては、いつまでも外注するのはもったいないです。特にビジネス以外では。なんとか自分でできるようになっていただきます。

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする