例えばイベントを開催したときに、お客様が定員を超えるだけ来場した経験を自分は持っていない。例えば経済活動をしていて、自分が想定した通りの成果を出したことはない。
それぞれ自分に原因があると思うし、タイミングもあるし、コンテンツに原因があるかもしれない。
だけど、それをどのように分析し検証しているだろうか?
果たして、どのように改善を施してきたのだろうか?
抜本的に考えを改める機会をいただきました。
アチーブメント株式会社は、組織の目標達成をサポートする企業です。日本JCの賛助企業であり、JCメンバーにも多くの受講生がいるコンサルティング会社。今回、「青年会議所メンバーをどのように増やすか?」というテーマで1時間のセミナーを開催していただきました。
JCメンバーの人は、この問いに幾度となくぶつかっていると思います。是非、そんなLOMがあれば、このセミナーを受けてほしいです。
考え方はこうです。
- そもそも、どんな人材と一緒に活動したいのか?飲み会が好きな人、仕事を伸ばしたい人、まちを良くしたい人、友達を増やしたい人・・・なんでも良いけど、組織としての具体的な人材獲得のビジョンが必要。
- その人材が魅力を感じる組織であるかどうか。少なくとも、どのように見えることが必要なのか。(ゴールは一つなので、そのための正しい手法を選択する)
- 人が行動するのは、外的な刺激によってではなく、内的な選択に基づく。外的な刺激で動かせたとしても、その刺激がなくなれば対象者は動かなくなる(参加しなくなる)
- 内的な選択とは、5つの欲求(生存、愛と所属、力、自由、楽しみ)の強弱のバランスから当人にとって上質(より快感となる、充足される)な結果となるものになされる。
- つまり、人材像を描き、そこから逆算し、本人の上質と感じる内的な選択を導くアプローチを考えることからスタートする。
- 対象者と接するときには、強制は一切使うことなく、ポジティブな対人習慣(傾聴、支援、励まし、尊敬、信頼、受容、意見の違いについて実直に向き合う)によって協力関係を構築する。
- アチーブメントピラミッド(人生理念をベースに、上位にビジョンがあり、さらに目標設定がされ、計画に落とし込まれ、具体的な日々の実践へとつながるピラミッド構造)で考えると、人生理念やビジョンをベースとした目的こそが重要であり、そこから上記1につながってくる。
このようなものでした。
拡大を科学的に考えたことはなかったけど、この考え方は仕事にも直結しますよね。
ついつい、サービスを考えるときには「自分たちが何を提供したいか」という視点になりがちですが(すくなくとも私の場合)、そうではなくて、
- 何のために行政書士サービス、Webサービスをやっているのか。
- どのような方に弊社を利用してほしいのか。
- そのような方に魅力的と映る会社にどうすればなれるか。
- その時にはどのような欲求に応えているのか。
- そのような方々の現在の選択の質を高めるだけの訴え方がなされているかどうか。
- そのような方との接し方はポジティブなものとなっているかどうか。
- 弊社の理念、ビジョンから串刺しとなっているかどうか。
という流れで考えていなければならないということだと思います。これは、確かに全然できていなかったなと反省。おそらくですが、このようなことまで考えなくても、行動量を高められれば相対的に優位に立てるのが現在の(弊社が立っている)市場なのだと思いますが、持続可能な良いサービスを生み出そうと思うと、原点に立ち返って検討する必要があるのだなって感じました。
同時に、この視点を丁寧に追えれば、うちのスタッフももっともっとやりがいを持てるだろうなって楽しみになってきました。
相手を変えようとしてはダメ。
相手が変わりたくなる選択肢を提示すること。
今日はそんな備忘録。
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【編集後記】
妻との関係でも、すごく大切な視点の数々でした。一番大切な存在なので、自分磨きを大切にしようと思いました。
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