職業がライフスタイルを決めるのではない。決めるのはいつだって自分。

どんな風に生きたいか。

このテーマについては行政書士として独立してからは常に頭にある問いかけですが、独立して6年目の今、やはりこの仕事で自分の求めるスタイルは実現できると思っています。この仕事だからではなく、この仕事でも実現できる、ということです。

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海に来たいときに来れる生活。@サザンビーチ

自分が求めるスタイル

地球のどこにいてもインターネットさえあれば仕事ができるように空間に縛られず、誰かの支配下に置かれずに自分で物事のコントロールができ、仕事そのものを楽しみながら、仕事以外の取り組みも楽しんで、自分の幅を広げながら成長していく。

恥ずかしながら、これが私がもっとも理想とする生き方です。

仕事にフォーカスを当てていますが、1日18時間くらい起きていて、そのうちの半分以上が仕事に占められている以上、仕事をまず充実させていくことが人生を豊かにすることに向かう最優先事項です。

このような生き方ができるならば、どのような仕事であっても構いません。

でも、私は行政書士という仕事を選びました。

人と接するのが好きだし、法律も大学からずっと触れてきた分野で面白いと思ったし、人から頼りにされる仕事をしたかったし、市場で優位に立てそうなところを選びたかったなど、率直にいえばそういうことです。また、父がセラミックの会社を営んでいることもあり、その背中を見てきたので一国一城の主として生きたいし、そういう生き方を選んだ人たちの役に立ちたい、という素朴な感情もありました。

仕事としてこだわりを持てそうな業界で、自分が理想とするライフスタイルを実現する。これが、自分の生き方をもっとも豊かにできる方法で、かつ、社会に役立つ生き方なのだと思います。

職業(手段)にスタイル(目的)を決められてはならない

仕事というのは手段です。自分にとっては、自分の生き方である目的を実現するための手段です。お客様にとっては、お客様が抱える課題を解決するという目的のためにサービス(手段)を受けるものです。

この二つの手段が一致していなくてはなりません。

しかし、得てして前者としての仕事の側面はおざなりになってしまうもので、その振り戻しが昨今の「働き方改革」などに代表される議論なのだと思います。

行政書士という仕事を考えたとき、基本的には「お客様からのヒアリング」「関係書類の収集」「書類の作成」「お客様の押印」「役所への提出」「報酬の受領」というプロセスが許認可手続きの要素として細分化することができます。

これらのプロセスを考えたとき、自分がどのように生きたいかによって、仕事のスタンスを変えることができます。

たとえば、私はこれまでかなりの仕事において上記すべてのプロセスを追っていましたが、これをやっていくと常時抱えられる仕事の数は20くらいでした(ピーク時には40件くらい抱えていました)。

しかし、報酬の受領を自動引き落としだったり、カード決済の導入、インターネット上の請求書送付サービスなどを導入することで、スピーディーに報酬の受領が実現したり、ChatWork(チャットワーク)を用いることでお客様とのやり取りを一元化でき、情報管理のしやすさが増してきました。そうすることで、処理できる速度も次第に上がってきたため、現在は常時15くらいに落ち着けられています。

ただ、所詮その程度です。これでは、社会に貢献するというのは土台難しいと思います。もっと多くのニーズに答える必要があるし、それでいて自分のスタイルを推し進めていく必要がある。

こういうことを、真剣に向き合って、チャレンジすることができるのは、行政書士として独立して働いている者の良さです。そして、このような考えは、基本的にはすべての業種で検討することができます。せっかく自分で選んで従事している分野で、人生のイニシアチブを取っていきましょう。

こだわって、努力し続けるのみです。

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幸福度、というテーマで企業の取り組みを特集してます。フォーブス、面白い。

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【編集後記】

自分が描くライフスタイルを実現したとき、その自分がどのような習慣を持っているかを想像して、今の自分から習慣化に向けて努力することが大切です。こだわっていきましょう。

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