茅ヶ崎でも10人に1人が貧困層?絶対最優先のイシュー。

昨日、私が理事を務める認定特定非営利活動法人NPOサポートちがさきの会議があり、そこでショッキングな話題が持ち上がりました。

「茅ヶ崎でも10人に1人の子供が貧困状態らしい」

ーーーそんなに!?

その会議に参加していた10名が一斉に驚きました。

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昨年、私が所属している公益社団法人茅ヶ崎青年会議所でも貧困問題を取り上げました。

フォーラムを開催し、子どもの貧困対策センター・一般財団法人あすのば代表理事の小河光治氏に、今や6人に1人の子どもが抱えているという貧困問題の実態を伝える基調講演を行ってくださいました。全国には様々な地域があるので、そういう地域もあるだろうなという印象だったのですが、茅ヶ崎固有の情報はなかったため、当事者意識がまだまだ足りていませんでした。

貧困というのは様々なとらえ方があると思いますが、シンプルに生活費が足りているかどうかという点で線引きして、10人に1人。茅ヶ崎市の人口24万人中、義務教育ど真ん中の0歳~14歳の人口が32,000人。その10%だとすると3200人が貧困という割合になるわけです。

これが多いと考えるかどうか。明らかに多いですよね。仮に片親世帯だと考えたとすると、6400人が対象になるし、その支援者がいない状況を考えると、地域的な課題としては相当なものになります。というか、1人でもそんな思いをしてしまう子供がいるのは避けなければなりません。

ここに対するアプローチっていくつか考えられます。

  1. 対象者に食を提供する
  2. 対象者に職を提供する
  3. 対象者に金を提供する

ほかにもいろいろあり得ますが、この手の問題は即効性のあることと、即効性はないけど重要なことを併用して、持続可能な仕組みを作らなければなりません。

食を提供するというのは即効性がありますが、原資をどうするかが問題になります。

職を提供するのは長期的に所得を維持・向上する上で効果的ですが、親が子供を放置できる環境があるかどうかで成育に影響が出てしまいます。また、どのような職にもよりますが、所得が十分向上しない職も残念ながらたくさんあります。生活保護を受給しようにも、その要件該当が難しく、貧困から抜け出せなくなる可能性も多分にあります。

フードバンクという取り組みがあります。

フードバンクとは、「食料銀行」を意味する社会福祉活動です。まだ食べられるのに、様々な理由で処分されてしまう食品を、食べ物に困っている施設や人に届ける活動を言います。(セカンドハーベストジャパンHPより http://2hj.org/problem/foodbank/)

食べるものに困っている人たちがいる一方で、食べ物を廃棄する人たちが大勢います。そのマッチングをおこなうのがフードバンクってことです。

法律的に難しい問題もある中で、このチャレンジは日本でも積極的に取り組むべきでして、即効性もありますし、食料廃棄が無くならない限りは持続可能性があります。この仕組みと長期的な個々人のサポートを併用する。これしかないんじゃないでしょうか。

神奈川県には「フードバンクかわさき」という団体が唯一のフードバンクだそうで、これは仕組みとして茅ヶ崎に導入できないだろうかというのが今の関心ごとです。

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【編集後記】

披露宴準備のために幼少期のアルバムを開いてみると、両親への感謝の気持ちを再確認しますね。次の世代に、恩送りをしたいですね。

【昨日の1アクション】

  • NPOの会議で議事録作成人を立候補。
  • 普段乗らない茅ヶ崎のバスで移動。

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